ドアボタン方式による乗降方法について

JR水戸線の全ての普通列車で、ドアは乗客自らドア横のボタンを押して開閉するようになっています。詳しい操作方法や開閉時の注意事項等をまとめましたのでご一読ください。

乗るときはドア右側のボタンを押す
ドア1 ドア2
乗るときはボタンの上の「ドア」の文字が点灯しているのを確認し、ボタンを押してドアを開けて乗ってください。
降りる人がいる場合、車内のボタンが押されてドアが開くことがあります。降りる人を待ってから乗車してください。
※「ドア」の文字が点灯していないときは、いくらボタンを押してもドアは開きません。


乗ったら閉、降りるときは開ボタンを押す
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車内から見てドアの右側(外から入ったら左側)にもドアボタンがありますが、こちらは「開」と「閉」があります。電車に乗ったら、後から乗り降りする人がいないことを確認して「閉」ボタンを押してドアを閉めてください。別に閉めなくとも電車が発車する前に自動で閉まりますが、大雨や寒風、さらには列車の行き違いによる長時間の停車など、早めに閉めたほうがよい場合もありますので、状況に応じて「閉」ボタンを押してドアを閉めてください。

降りるときは、電車が停車して「ドア」の文字が点灯しているのを確認し、「開」ボタンを押してドアを開けて降りてください。終点(小山駅、友部駅等)でもドアは自動では開きませんので注意してください。なお、車外には「閉」ボタンはありませんので、電車を降りた後にドアを閉める必要はありません。気を利かせて車内の「閉」ボタンを押しながらドアが閉まっている最中に降りる人も多いですが、自身が挟まれたり、後から降りる人が閉まりかけのドアにぶつかってしまうような場合もありますので、十分配慮してください。


ドアを閉めておく理由
車内温度を保って冷房や暖房などの空調の使用量を抑える省エネが一番の目的です。とくに4号車(水戸寄り2両目)は弱冷房車なので、夏場に開けっ放しが続くと冷房の効きが悪いように感じてしまいます。また、夜間は大量の虫が入り込んでくるのも防止できます。


乗車中の注意点
駅に止まってもドアが開かないことをいいことに、ドアに寄りかかっている人がいますが、降りる人の邪魔になるほか、乗る人が車外のボタンを押したときに荷物が戸袋に引き込まれたり、自身がホームへ転落する恐れがありますので大変危険です。また、ドア脇に身構えてまったく動こうとしない人もいますが、ボタンがある側に立たれると降りる人がボタンを押せず大変迷惑です。ドア付近(特に右側)の乗車は乗り降りの邪魔ですのでやめてください。


気になる換気対策
JR水戸線では現在運転されているE531系電車に統一されて以降、上記の通り乗客自らがボタンを押してドアを開閉し、乗り降りする仕組みとなっていました。しかし新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、初の緊急事態宣言が発出された2020年4月7日の翌日から2022年11月30日までの間、換気対策の一環としてドアが自動で開くようになりました。再びドアが自動で開かなくなった車両では換気が不十分なのではと不安になる方もいるかと思いますが、鉄道車両には元々空調ダクトのようなものが備わっていて、常に外の空気と入れ換えを行っている状態で走っています(空気清浄機を取り付けている車両もあります) また、一部の座席では窓を開けることもできます。窓開けによる換気が勧められるようになってからは、窓脇に開ける目安も書かれているので参考にして換気を行ってください。
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