ホーム > 特集 > 鉄旅れぽーと > 2021年10月10日 ときわ路パス(秋)


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  • 今回の旅の目的
    今夏のときわ路パスでは「鉄カード」がもらえるキャンペーンが実施されましたが、早くも秋季にて第2弾が実施されました。前回同様、【有効期限内のときわ路パスのみ引き換え場所で鉄カードを受け取り可能】ということで、有効期限の切れたときわ路パスでは鉄カードをもらうことができません。そんなわけで今回も1日で引き換え場所を全て巡るため、ひたすら列車に乗り続けることになります。
    ちなみに第2弾でもらえる鉄カードには、各社の列車がヘッドマークを掲出して走った時の写真がデザインされています。新型コロナウィルス感染症の新規陽性者が日に日に減ってきてはいますが、感染症対策は万全にして鉄カードを集めに行きました。

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  • 大和 8:26 → 下館 8:38(JR水戸線736M)
    まずは真岡鐵道の鉄カードをもらうため真岡駅へ。あまり早く行っても引き換え場所が開いていないので、この時間からのスタートです。
    大和駅の北側では開発事業が進んでいますが、大和駅の改良については説明はありません。ホームの新治寄りのつつじを全部枯れさせたのはホームを拡幅するためかなと思いましたが、未だ進展なし。そんな中、つつじが残っていた岩瀬寄りについても、いつの間にか枯れていました。やはりホームを広くするのかな?

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  • 下館 8:52 → 真岡 9:18(真岡鐵道111列車)
    今回の旅は16日もしくは17日に計画していましたが、予定を変えて急遽10日に実行。そのため、ときわ路パスは事前に購入していなかったので、下館駅で購入してから真岡鐵道に乗車しました。
    国の緊急事態宣言を受けて運休していた真岡鐵道のSLもおかは前日から運行を再開したので、車内には列車に乗って撮影に向かう人の姿もチラホラ見受けられました。

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  • 真岡駅で鉄分補給!
    真岡駅に到着後、鉄カードをもらう前にSLの回送を撮影。これを見たくて最初に真岡駅へ来ました。しかしその前に、先ほど乗ってきた111列車の切り離し作業を見ることもできます。
    111列車の切り離し作業は9時20分ごろから始まり、前寄り1両は茂木行きとして9時23分に発車。残された後寄り1両はその1分後に車庫へ入りますが、貫通扉は開けたまま走っていきます。そして9時27分ごろにSLもおかの回送列車が、下館駅へ向けて走っていきます。
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  • 真岡駅で鉄カードをゲット!
    ポスター等では真岡駅の鉄カード引き換え場所は「窓口」となっていますが、夏の第1弾では旅行センター内となっていました。今回もそうなんだろうなぁと思いながら改札を出ると、旅行センターの出入口に机が置かれ、まさしく引き換え専用の窓口が出来ていました。
    鉄カードをもらうついでに、ときわ路パスでも鉄印を購入できるか聞いてみるとOKでした。真岡鐵道での購入条件は「真岡鐵道を利用して真岡駅に来ること」なので、フリーきっぷ等でも大丈夫のようです。鉄印帳については読売旅行の特設サイト「たびよみ」をご覧ください。

    真岡鐵道真岡駅と沿線の6つの神社で頒布されている「真岡鐵道沿線御朱印めぐり」は、また別物になります。御朱印にはそれほど興味はありませんが、真岡駅の守鐵社がSL、各神社に客車が描かれているので、つなぎ合わせるとSLの走行シーンをイメージするものとなっています。機会があれば集めてみたいですね(初穂料は各300円)

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  • 真岡 9:44 → 下館 10:09(真岡鐵道114列車)
    真岡駅から乗り込むのは、昨年春、全国に1回目の緊急事態宣言が出たときに登場して話題となった外出自粛のラッピング列車です。ちなみに窓に貼られているキャラクターのシールですが、透過性のあるものなので、車内から見ると網目状になっているキャラクターのシルエット越しに外の風景を見ることができます。
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  • 下館駅で再び鉄分補給!
    下館駅に到着後、次の乗り換えまで時間があるのでSLやDLを見て時間つぶし。ホームには先ほど乗車してきた114列車が停車中でしたが、SLやDLには被らないので、じっくり見ることができました。
    114列車は10時17分になると折り返し115列車として茂木駅へ向けて発車して居なくなるので、客車を含めた編成全体が綺麗に見れますが、3分もしないで1番線への入換作業が始まります。今回は入換開始時の汽笛を聞いて、常総線ホームへ移動しました。
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  • 下館駅で鉄カードをゲット!
    下館駅の引き換え場所は5・6番線ホームにある関東鉄道常総線の改札窓口です。常総線に乗車しなくても鉄カードをもらうことは可能でしょうが、取手駅の鉄カードをゲットするためには乗車は不可避です。
    記録写真を撮り終えて列車に乗り込むと、6番線に快速列車が到着。なんと関東鉄道創立99周年記念の復刻塗装が2両並んだので、慌てて飛び出して撮影しました。
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  • 下館 10:34 → 取手 11:56(関東鉄道常総線1056列車)
    下館駅からは関東鉄道創立99周年記念塗装のうちの1両であるキハ2402で取手駅へ。車内には塗装を施した説明などが掲示されていました。
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  • 取手駅で鉄カードをゲット!
    取手駅ではJRの西口改札で鉄カードを引き換え。ちなみに東口改札は一度も行ったことがないので、どこにあるのか知りません。
    ホームに降りて記録撮影をする際、横須賀色のE231系がいたらいいな〜と思いましたが、そんなにタイミングよく見れるものでもありません。

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  • 取手 12:13 → 土浦 12:45(JR常磐線1165M)
    取手駅からJR常磐線に乗車して県央を目指しますが、とりあえず土浦止まりの列車に乗車。

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  • お昼が食べられない
    土浦駅で立ち食いそばを食べる予定でしたが、食券販売機に不在の貼り紙がしてあり、まさかの開店休業状態。新型コロナウィルス感染症の影響で上りホームの店舗が休業しているのは知っていましたが、下りホームの店舗の休憩時間までは知りませんでした。しかしお昼に休むか?土浦駅はお昼はかき入れ時じゃないのか?
    仕方なくニューデイズで食べ物を購入し、ホームに戻って列車を待っていると、13時になって店主が不在の貼り紙をさっとはがして営業再開。マジか...。

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  • 土浦 13:13 → 勝田 13:50(JR常磐線61M「特急ひたち61号」)
    30分ほど前に埼玉県蕨市にあるJR東日本の変電所で起きた爆発火災においては、上り列車が順次運転を見合わせる中、13時ごろまでに我孫子駅を出た下り列車は影響を受けず、定刻で走ってくれました。

    ときわ路パスは特急券を購入すれば、特急列車にも乗車できます。今回はえきねっとで予約したチケットレスサービスで乗車。紙のきっぷより100円お得です。元々、えきねっとのスマホページからしか申し込みできませんでしたが、今年6月のサイトリニューアルでパソコンやタブレットからでも申し込みが出来るようになりました(夏のときわ路パスでも乗車してますが、気付きませんでした)
    首都圏の大混乱などどこ吹く風、土浦駅で購入したおにぎりとサンドイッチを食べながら優雅に次の目的地へ向かいました。
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  • 勝田 13:57 → 那珂湊 14:11(ひたちなか海浜鉄道湊線131列車)
    勝田駅からは元JR東海のキハ11形で那珂湊駅へ。愛知県からやってきた車両が、茨城県を中心に展開しているクリーニング屋さんのラッピングを施されるなんて、誰が想像できたでしょうか。

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  • 那珂湊駅で鉄カードをゲット!
    大きな輸送障害に巻き込まれることも無く順調に鉄カードを手に入れることができたので、ここから湊線沿線をちょっとブラブラします。

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  • 待ち時間に那珂湊反射炉へ
    次の列車まで45分の待ち時間があるので、那珂湊駅から歩いて5分ほどのところにある那珂湊反射炉を見てきました。韮山反射炉の世界遺産登録や、TOKIOの番組内での反射炉建設などでにわかにブームとなっているのか、それなりに見学に来る人がいました。反射炉、それを作るためのレンガ焼成窯ともに復元されたものではありますが、ちょっとした勉強にもなりました。
    反射炉は高台の公園内にあるので階段の上り下りが疲れますが、それほど広くないので見学時間も15分少々と気軽に立ち寄れます。ちなみに海は見えませんが、ここより南方(那珂湊駅から徒歩10分)の湊公園に行けば海や那珂湊漁港、アクアワールド大洗の建物などを一望することができます。
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  • 湊線最古参のキハ205
    那珂湊駅に戻って改札が開いたら、真っ先にキハ205を撮影。コキアが紅葉する時期に合わせてJR東日本が臨時列車を運転する際、ひたちなか海浜鉄道でもキハ205を運行させる習慣が続いています。この日は午前中に他形式と連結して運転してきましたが、夕方の那珂湊−勝田1往復の運用に単行で入ることが決まっているので、それをこの後撮影するためにも那珂湊駅の訪問をこの時間にしたわけです。

    ついでにホキ(採石輸送車)も撮影しましたが、関東鉄道で保有していた車両が千葉県の小湊鉄道へ譲渡されるにあたって開催されたお別れ撮影会は大盛況。また、今年はJR東日本の各運輸区・車両センターで2022年のカレンダーを発売しましたが、勝田車両センターはホキ800形にスポットを当てるという、マニア大喜びの逸品となっていました。それだけ人気のある貨車ということです。
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  • 那珂湊 14:56 → 美乃浜学園 15:04(ひたちなか海浜鉄道湊線133列車)
    キハ205の運行まではもう少し時間があるので、今年3月に開業した美乃浜学園駅へ向かいます。やってきたのはひたちなか海浜鉄道独自の形式のキハ3710形2号機。茨城交通色からひたちなか海浜鉄道オリジナル塗装になったものの、現在は小松製作所ラッピングとなっています。重機かっこいいですね。

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  • 美乃浜学園について
    美乃浜学園は阿字ヶ浦小、磯崎小、平磯小、阿字ヶ浦中、平磯中の5校が統合されて創立した小中一貫校で、今年の4月1日に開校しました。
    駅の方は開校の2週間ほど前となる3月13日に開業。学校までは徒歩3分。学校もそうですが、駅はサツマイモ畑だったところに作られています。子供たちの利用のみを想定しているので、駅構内にはSOSボタンを設置。ホームと列車の間にも柵が設けられています(今回の旅ではこの先の磯崎駅まで行きませんが、手前の平磯駅のホームにも柵が設置されているのを確認できました)
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  • 美乃浜学園 15:18 → 中根 15:34(ひたちなか海浜鉄道湊線136列車)
    ひたちなか海浜鉄道湊線の全駅下車記録を更新したら、次は中根駅へ向かいます。阿字ヶ浦駅で折り返してきた車両は、国営ひたち海浜公園の行楽帰りの客と、鉄道マニアで混雑していました。
    ちなみにキハ3710-02の阿字ヶ浦側はブルドーザーでしたが、勝田側はダンプトラックがデザインされています。

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  • 中根駅近辺でキハ205を撮影
    中根駅周辺には多くの鉄道ファンがキハ205の通過を心待ちにしていましたが、一番いい場所は人がいっぱい。皮肉な私は人と違う構図で撮ろうと、線路脇のセイタカアワダチソウを入れて秋らしい雰囲気を出そうとカメラを構えました。天気の方は晴れたり曇ったり。どっちでも撮影に支障は無かったはずでしたが、キハ205が中根駅に着くころに晴天となると、セイタカアワダチソウは西に広がる里山の影が落ちて真っ暗に。どうしようもなくそのまま撮りましたが、後悔しかない仕上がりでしたので、過ぎ去る後姿を撮影したものを載せときます。
    中根駅に戻りながら撮影した137列車も、前照灯を点けないひたちなか海浜鉄道湊線ならではといった感じで、列車の存在感がまったく無い出来栄えでした。
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  • 中根 16:18 → 勝田 16:27(ひたちなか海浜鉄道湊線140列車)
    キハ205は再び那珂湊駅へ戻ってきますが、それは撮影しないで勝田駅へ戻ります。それでも金上駅での行き違いは、140列車の車内からちゃっかり撮影しました。
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  • 勝田 16:34 → 水戸 16:41(JR常磐線570M)
    勝田駅からはかつてJR水戸線でも運行していたE501系電車に乗って水戸駅へ。1駅とは言え空いているので座りますが、相変わらず座席が硬すぎです。

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  • 水戸駅で鉄カードをゲット!
    首都圏の鉄道は停電事故で大混乱のようでしたが、水戸駅界隈はJR常磐線の下り一部列車に遅れが出ている程度でした。とりあえず改札窓口で鉄カードを引き換え、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線のホームにある特急車両型のニューデイズの前で記録写真を撮ろうと移動。しかしホームは学生がたむろし、お店の前で写真を撮れる状況ではありませんでした。仕方なくお店横のエンブレム(偕楽園の梅と好文亭)のところで撮影。ここも特急利用者が頻繁に出入りしていたし通路も狭いので、迷惑にならず撮れるタイミングも僅かでした。

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  • 水戸 17:06 → 大洗 17:20(鹿島臨海鉄道大洗鹿島線2157D) 催行中止!
    学生が多いのはたまたま帰宅時間が重なっただけなのかなと思いながら、乗車待ちの列に並びましたが、電光掲示板の表示がおかしい。まさか首都圏の停電の影響がここまで及んでいるのかと不安になりましたが、特にアナウンスも無いので何かのトラブルで表示がそのままになっているのだと思いました。しかしJR常磐線の下り列車の遅れのアナウンスに続いて大洗鹿島線の運転見合わせについてもアナウンスがあり、東水戸駅で車両故障が起きて運転再開が未定だとか。
    どうしようか暫く悩みましたが、隣を見ると小山の文字が...。

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  • 水戸 17:00 → 大和 17:50(JR水戸線762M)
    仮に大洗鹿島線が運転を再開しても、大洗駅売店での引き換え時間(18時)までに間に合うかどうかも微妙と判断し、この先の行程は全て諦めて帰宅することに決めました。
    ちなみに大洗鹿島線の運転再開は17時30分ごろで、その時間に水戸駅から発車できるものではないだろうから、鉄カードの引き換え時間には間に合わなかったと思います。最後の最後で大きなトラブルに巻き込まれて1日でコンプリートできなかったのは残念ですが、賢明な判断だったと後悔はありません。
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