ホーム > 特集 > 鉄旅れぽーと > 2020年11月22日 県央エリア周遊バス


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  • 今回の旅の目的
    11月21・22日の2日間だけではありますが、笠間・水戸・大洗・ひたちなかエリアを周遊する無料バスが運行されました。主要駅だけでなく、笠間稲荷神社や偕楽園、大洗水族館に那珂湊おさかな市場など周辺の観光施設にも止まる上に無料ということで、体験乗車も兼ねて県央エリアを小旅行してみました。

    バスは茨城交通の一般貸切用中型バスが使用され、乗車前には検温と手指の消毒を実施。さらにバス停には「いばらきアマビエちゃん」の利用登録二次元コードが付いているなど、新型コロナウィルス感染症の対策もバッチリでした。

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  • 笠間稲荷神社 9:55 → 大洗鹿島線大洗駅 11:50(周遊バスBルート)
    周遊バスの始点は笠間駅となりますが、市営荒町駐車場に車を止めて笠間稲荷神社バス停から乗車。バス停は笠間稲荷神社の東側にある「ほんまや」辺りにあるということでバス停を探しましたが、道沿いには見つからず焦っていたところに「ほんまや」の駐車場へと入るバスを目撃。チラシに掲載されていた時刻表には通過時刻しか書いてありませんでしたが、乗車前に検温や手指の消毒を行うための時間を確保してあるようで、そのために駐車場に入ったようです。
    出発までの間にアンケートに協力。バスガイドさんが「何か当たりますので是非!」っと言ってましたが、何が当たるかは分かりません。ちなみに、周遊バスはAルートとBルートに分かれていて、Aルートは勝田駅→笠間駅、Bルートは笠間駅→勝田駅の順で運転されました。

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  • 弘道館 11:00 〜 11:15
    特に渋滞等も無く、弘道館バス停には5分ほど早く到着。そのためトイレ休憩が設けられました。せっかく下車したし出発まで時間も相当あるため、水戸城大手門や弘道館の入口周辺をブラブラしました。
    なお、引き続きの利用でも乗車前には手指の消毒が必須であるなど、感染症対策にぬかりはありませんでした。

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  • 大洗鹿島線大洗駅 12:05
    水戸駅南口バス停より乗客が増えたため、その対応などで大洗駅には15分ほど遅れて到着。ここでバスを降りたら駅の券売機で水戸駅までの乗車券を購入し、売店で鉄印帳と鉄印を購入。鉄印とは読売旅行社と協賛私鉄40社による地方鉄道活性化プロジェクトで、いわるゆ御朱印の鉄道版です。茨城県では鹿島臨海鉄道(大洗鹿島線大洗駅)で鉄印を販売していて、鉄印帳と大洗駅を含む区間のきっぷ(有効期限内)を持っていることで購入できます。なお、鹿島臨海鉄道では通常の鉄印に加え、11月より茨城県の公式VTuber「茨 ひより」バージョンの販売も始まり、2つ同時に購入することができます。
    鉄印帳は1部2,200円で、鉄印を販売している場所で購入することができます。販売開始当初は紺色のカバーのみでしたが、9月から10月にかけて4色が追加されています。11月に入って供給も安定しているようで品切れになることは少なくなったようですが、鉄道会社や入荷状況によって取り扱っている色が異なる場合があるので、購入前に問い合わせるなどしてください。鉄印の値段は鉄道会社によって異なりますが、概ね300円となっています(大洗駅は2種類とも300円)

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  • 大洗駅ホームで昼食
    大洗駅にはお弁当の万年屋(株式会社こうじや)の駅弁が長年販売されています。今日のお昼は水戸駅の立ち食いそばでご当地グルメの「けんちんそば」を頂こうかと考えていましたが、この後の予定を変更するために駅弁にしました。
    今回頂いたのは「ダイダラボウのはまぐりめし」。 2010年の茨城県民の日以来の購入です。掛け紙はほぼ変わらないものの、以前は竹籠に入って内容物もざっくばらんに詰まさっていましたが、現在はプラ容器にきっちりと詰めてあります。駅弁の詳しい情報は茨城県の駅弁ページに記載してありますのでご覧ください。

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  • 大洗 12:31 → 水戸 12:47(鹿島臨海鉄道大洗鹿島線1140D)
    大洗駅からは列車に乗って水戸駅へ。周遊バスのおかげで移動手段が増え、普段なら組めない行程での旅行も可能となりました。無料バスの運行は喜ばしいですが、行きも帰りもそれに固執するのではなく、その他の公共交通と組み合わせることで旅行の幅も拡がります。

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  • 偕楽園周辺をぶらぶら
    水戸駅南口バス停を13時35分に発車する周遊バスに乗車予定でしたが、その次の偕楽園バス停の発車時刻は14時25分なので、ならば偕楽園周辺をぶらぶらしようと思って、水戸駅南口から桜川沿いを歩いて偕楽園公園を抜け、もみじ谷までやってきました。紅葉は見ごろ、もしくは見ごろ過ぎとなっていましたが、大勢の人がもみじ狩りを楽しんでいました。

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  • 偕楽園公園から常磐神社へ
    ちょっとぶらぶらどころか歴としたウォーキングレベルの距離となってしまい、戻る時間も考慮してもみじ狩りもわずかにバス停のある偕楽園下駐車場へと向かいます。もみじ谷に来るときはJR常磐線の線路に近いところを歩きましたが、帰りは偕楽園公園の中を歩きました。天気も良かったせいか、ウォーキングを楽しむ人や、ボール遊びをする親子連れなどで賑わっていました。

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  • 偕楽橋の紅葉はまだ先?
    周遊バスが発着する偕楽園下駐車場は常磐神社の下にあるため、千波公園側にある偕楽橋を渡って常磐神社へと向かいましたが、こちらはうっそうとした木々に覆われていたため、もみじはまだまだ青々としていました。赤や黄色の色鮮やかさも良いものですが、見すぎて目がチカチカしている時の緑は目にやさしいです。

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  • 偕楽園 14:25 → 笠間稲荷神社 15:05(周遊バスAルート)
    笠間方面に向かう周遊バスは14時10分に到着予定となっていましたが、5分以上早く到着。しかも乗客ゼロ人とちょっと寂しかったです。出発は定刻どおりとのことでしたが、歩き疲れたので車内でゆっくり待つことに。出発時刻までには何人か乗ってきましたが、午前中に乗った便には到底及びませんでした。

    バスの車内ではバスガイドさんによる観光案内があるのですが、午前中に乗った便のガイドさんは要所要所で案内していたのに対し、この便のガイドさんはしゃべり始めてたらずっとしゃべりっぱなしで、途中の名所も過ぎそうな時に思い出したかのように案内するなど、聞いていて退屈しませんでした(笑)

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  • 笠間稲荷神社
    Aルートの周遊バスは「ほんまや」の駐車場には入らず店前に停車。乗客を降ろすとすぐに走り去って行きました。

    連休中とあって門前通りは観光客で賑わっていました。屋外とは言えソーシャルディスタンスが保てないようなところもありましたが、せっかくなので笠間稲荷神社の鳥居付近を撮影。昨日は強風のため番傘の展示はなかったそうです。ところでこの番傘はいつごろから展示されるようになったのでしょうか。同じものがかさま歴史交流館井筒屋のオープン後から飾られるようになったので、大体同じ時期でしょうか。

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  • かさま歴史交流館井筒屋
    笠間稲荷神社に程近いかさま歴史交流館井筒屋には、正面だけでなく裏庭にも菊の花が展示されているようなので見てきました。笠間の菊まつりは毎年11月23日までとなっていて、例年であれば最後の頃は霜にやられて萎れてしまう花も多いのですが、今年は花が開き揃った11月上旬に霜が降りたもののその後は暖かい日が続いたためか、最後まで綺麗な花を楽しむことができたようです。
    見学後は人との接触を極力避けるために門前通りの1本裏道を通って市営荒町駐車場へと戻りましたが、かなり前に廃業したお店がそのまま残っている昭和レトロ感たっぷりの路地がなんとも堪りませんでした。
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