ホーム > 特集 > イベントれぽーと > 2023年11月3日 水海道車両基地公開イベント


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  • 11月3日恒例の水海道車両基地公開イベントを開催
    関東鉄道では10月14日の鉄道の日を記念して、毎年11月3日に水海道車両基地を一般公開しています。新型コロナウィルス感染症の影響で2020年は中止となり、以降は人数を制限しての開催となっています。また、今まで無料でしたが2022年から参加費として500円徴収するようになりました。
    元々、水海道車両基地公開イベントはコアな層しか集まらないため混雑することはありませんでしたが、コロナ禍でどう変わったのか気になるところもあったため参加してきました。

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  • 水海道駅で受付後、専用列車で車両基地へ
    参加費はすでに申し込み時に決済しているので、受付ではデジタルチケットの提示と参加証明の「関鉄観光シール」を受け取るだけ。シールを胸部辺りに貼ったら車両基地まで乗せてくれる専用列車の発車時刻までは自由でした。ちなみにイベントは4部の入れ替え制で、第1部の専用列車はキハ0形4連(キハ004〜001)でした。7月にはキハ310形が運行を終了し、残る在来車もこの4両だけと貴重な存在です。
    専用列車は水海道車両基地に入った後、車両洗浄線を1往復する洗浄体験がありました。その様子は動画で撮っているので、水戸線っていがっぺ?YouTubeチャンネルの再生リスト「鉄道イベント」からご覧ください。
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  • まずは展示車両を撮影
    専用列車を下車後、基本的は自由行動となるので、まずは展示されている車両を撮影。どの車両にも常総線開業110周年のヘッドマークが取り付けられていましたが、今回は鉄道の日記念ではなく常総線110周年が車両基地公開イベント開催の名目となっています。
    9時30分から工場棟でクレーン吊り上げ実演が行われるので車両の撮影も手短に工場棟へ移動。途中、いつもの位置にDD50 2が鎮座していましたが、もはやこれが売り物だと言うのは誰も忘れているのでは?と思っちゃいます。
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  • 工場棟を見学
    クレーン吊り上げ実演も洗浄体験と同じく動画で撮りましたが、過去に開催されたものや他の方が撮ったものがYouTube等にアップロードされていますので、そちらをご覧ください。
    工場棟では整備中(もしくは整備を終えた)台車やエンジンなどが個別に展示されていました。JR時刻表でおなじみの交通新聞社が発刊する鉄道ダイヤ情報の最新号と前号(通算473号・474号)では水海道車両基地の業務内容などが取り上げられ、いつもと違った観点から工場棟を見学することもできました。
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  • 撮影会の様子
    続いて屋外の車両展示にて撮影会が行われました。これまでは好き勝手車両に近づいて思い思いの写真を撮ることができましたが、撮影会では近づける位置を制限した上で、時間を区切ってヘッドライトを点灯したりテールライトに切り替えたりして、様々な状態の車両を撮影してもらおうという試みのようです。車両は常総筑波鉄道カラーのキハ2401、残りわずかとなった京成カラー(KaNaC)のキハ2406、常総カラーのキハ5002、最新型のキハ5021、少し離れた検査棟にキハ316+315が展示されました。
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  • ヘッドライトの点灯、ヘッドライトとテールライトの同時点灯
    初めに全ての車両のヘッドライトを点け、暫くしてキハ2406とキハ5021がヘッドライトとテールライトを同時に点灯しました。同時点灯の様子は少し引き気味で撮影したため分かりづらいと思いますがご容赦ください。なお、申し出があれば行き先表示を好きなものに変更できましたが、晴れて前面LEDがよく見えない状態なので、第1部の参加者からは注文はなかったようです(そもそも何を表示しているかの説明もありませんでした)
    キハ316+315はすでに引退しているため、ヘッドライトの点灯などはしませんでした。
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  • 複線区間をイメージ
    続いて複線区間での走行をイメージして、左側はテールランプ、右側はヘッドライトが点けられました。有料の乗車会&撮影会でもやったことは無いと思います。車両を展示するだけでなく、色々と試行錯誤して参加者を楽しませてくれました。
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  • 車両の入換にも注目
    車両基地内での醍醐味と言ったら車両の入換を間近に見られること。しかも水海道車両基地ではすぐ脇をディーゼルカーがうなりを上げながら行き来する光景が見られます。普段は単行、もしくは2両編成の列車が往来しますが、今回は第2部の参加者の専用列車となるキハ2300形の4両編成(2303F+2301F)も見ることができました。
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  • 撮影会終盤
    最後は車両に近づけて自由に撮れるようになりました。常総線開業110周年のヘッドマークを近くで撮ったり、実はキハ5021の後ろにもう1両展示されいた鉄道むすめラッピングのキハ5004にも近づくことができました。それと、どういう意図か分かりませんが、キハ316+315を除く全ての車両の貫通扉も開放されました。なお、南側にはモーターカーも展示されていましたが、車両展示スペースから撮影すると逆光になってしまうため、撮影会が終わった後に別の位置から撮りました。
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  • 撮影会終了
    展示車両が元の状態に戻されて撮影会は終了しました。あとは帰りの時間を待つだけですが、その他に行われていたものについても少し紹介します。今回は朝1番だったため車両基地内で食事をする機会はありませんでしたが、フードコーナーもあって恒例の常総線焼きそば等も販売されていました。また、鉄道・バスグッズの販売もあったものの、大して欲しいものもなかったのでチラ見程度にしか見て回りませんでしたが、今思えば京成電鉄に吸収されて社名が無くなる新京成電鉄のグッズを買っとけばと後悔しています。その他、ふみきり教室クイズラリーやワークショップは子ども向けと思い参加せず、事前抽選の軌道自転車体験も応募はしてません。最後に千姫ちゃまを撮って専用列車に乗り込みました。
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  • 京成パンダに見送られ…
    10時45分過ぎに専用列車は京成パンダや車両基地関係者、出店関係者らに見送られて水海道車両基地を後にしました。滞在時間は1時間15分ほど(専用列車での移動、洗浄体験を含めると2時間)でしたが、ダラダラ見て回って飽きたらTX総合車両基地へ移動していたコロナ禍前より充実感がありました。こういった感謝祭は入場無料であるべきだとは思いますが、500円程度の支払いで内容もきちんとしているのであれば、今後もこの入場方式で続けてくれてもいいんじゃないかと思いました。
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