ホーム > 特集 > イベントれぽーと > 2022年5月3日 機関車展示撮影会


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  • 水戸運輸区で有料撮影会を開催
    水戸駅構内の赤塚寄りに水戸運輸区があります。役割は運転士や車掌が所属する組織となっていますが、東日本大震災以前には多数のED75形電気機関車、EF81形電気機関車、DE10形ディーゼル機関車が留置されていたのを目の当たりにしていた人も多いと思います。ここに貨物輸送に関わる会社もあったためで、今でも尾久と高崎から借り受けている機関車が留置されています。
    今日は、その機関車を使って今流行の参加人数を抑えた有料撮影会が開催されました。各回10人の3回入れ換え制で、参加できるのは合わせて30人と狭き門だったうえ、ネット限定で販売時刻が4時間も遅れるというトラブルに見舞われましたが、2回目に参加することができました。

    ※本項に掲載する画像は撮影順ではなく、イベントの内容を分かりやすくまとめた文章順になります。

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  • うめちゃん
    受付を済ませた後、身の安全の為に用意されたヘルメットと反射ベストを着用。それと係員と間違えないために参加者にワッペンシールが配られました。うめちゃんという初見のキャラクターが書かれていましたが、1回目と3回目も同じキャラクターだったんでしょうか。

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  • EF81 98
    撮影エリアに線路は4本ありますが、1本は使用一時停止中のため4機の展示列車が一堂に会することは無く、EF81形電気機関車は並列で展示。赤塚寄りには寝台特急ゆうづるのヘッドマークを掲げた98号機が展示されました。
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  • EF81 80
    水戸駅ホーム寄りには80号機がエキスポライナーのヘッドマークを掲げて展示されました。EF81形電気機関車は100機以上が製造されましたが、80号機が現時点で一番古い車両です。ヘッドマークも1985年の科学万博つくば'85の臨時列車で実際に使われていたもののようで、間近でみると傷だらけでした。ちなみに同じものが尾久車両センター、鉄道博物館、宇都宮運転所(現在の宇都宮運輸区)で保管されています。また、過去に廃品販売等で売られ、個人で所蔵している方も若干名いるようです。
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  • DE10 1603 / DE10 1685
    DE10形ディーゼル機関車は1603号機と1685号機が仲良く並べられて展示。1603号機には3月末に運転された水郡線復旧記念感謝号のヘッドマーク、1685号機には2014年12月に運転されたDL奥久慈清流ライン号のヘッドマークが付きました。実際の運転では1685号機が水郡線復旧記念感謝号、DL奥久慈清流ライン号は今日は水戸にいない1604号機なので、完全再現とまではいきませんでしたね。
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  • 撮影会だからできる撮り方
    普段、同じような構図で撮ろうものなら轢かれて死んでしまいますが、少人数での撮影会なら好きな場所から見放題、撮り放題。雨どいなんてじっくり見る機会もないですよね。いまや絶滅危惧のシールドビームに青空と雲を映すのも念願かなって撮れました。
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  • 田から尾へ
    EF81形電気機関車は田端運転所に属していましたが、今年3月にEF65形1000番代を含めた全車が尾久車両センターに移動となりました。そのため、所属札は田端の田から尾久の尾に差し替えられました。機関車自体は近いうちに全廃になったとしても、その前に田端が無くなるとは思いもよらず、田の札はマジマジと撮った記憶がありません。なので、こういった撮影会は記録を残せる良い機会でもあります。

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  • 高から群へ
    DE10形ディーゼル機関車やD51、C61蒸気機関車が属していた高崎車両センター高崎支所は、今年3月にぐんま車両センターに改称されました。札は「ぐ」になると思われていましたが、そこは漢字でした。来年7月で製造から50年を迎える1604号機も、また所属札が変わるとは思っても無かったでしょうね。

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  • ぽつんと佇むEast i-E
    撮影会場から離れた場所にE491系(East i-E)が留置されていましたが、これは午前中に行われた親子イベントに使用されたもので、午後の撮影会では展示されませんでした。1回目、2回目の参加者は隅っこに停まっているのを見れましたが、3回目の人たちは開始早々に勝田車両センターへの返却回送の様子を間近で見れたかと思います。

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  • 撮影会後半
    撮影会の参加時間は45分。開始から20分を過ぎたところでヘッドライトを赤塚側から水戸駅ホーム側に切り替え。本来であればこの時間はド逆光ですが、この日は時折曇る時間もあって、逆光を気にせず撮れる瞬間もありました(EF81の2機は両エンドのヘッドライトを点灯)

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  • 段々暇に...
    2月に勝田車両センターで行われた特急列車撮影会では、ちょっと時間が足りなかったかな〜と思うくらい、終わった後に若干心残りがありましたが、今日は4機の機関車の細部を観察しても時間が長く感じられました。なので、せっかく普段は立ち入れない場所で撮らせてもらっているので、すぐ脇を行き交う営業列車なども撮ってみました。
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  • 満足のゆく撮影会でした
    撮影中、時折曇って暗くなるのは歯がゆい思いでしたが、心残りは無いように、開始早々撮ったようなものも今一度撮り直し。機関車の周りをうろうろして他の参加者に迷惑がかからないかと思いましたが、遠巻きに撮ってみると作業員が床下の点検をしてるみたいで違和感がありませんね。いずれは車両センターの無料公開イベントが再開されるでしょうが、こういう有料イベントも定期的に開催してほしいです。

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  • こぼれ話
    撮影会の終了後、今後の参考にと意見を聞いてくれる時間がありましたので、今走っている赤電(E531系K451編成)と機関車を並べられないか聞いてみました。5両編成なら入線可能とのことで、現実味はあるようです。ほかの方の意見ではED75形電気機関車の話が出ましたが、保安装置の関係から自走で水戸駅まで来るのは無理なので、並べるなら配給回送が必要になるようです。また、後ろに客車(12系)を連結した状態で撮りたいという意見もありましたが、実際はそうなる予定だったとのことでビックリしました。詳細は明らかにしませんでしたが、どうやら12系を使用した団体列車の計画があり、その合間にこの撮影会が組まれるハズだったようです。しかし団体列車は新型コロナウィルス感染症の影響で白紙となり、今回は機関車だけの撮影会となったそうです。
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