新型コロナウィルス感染症の影響で落ち込んだ観光業界を活気付けようと、国が旅行代金の一部を補助するGo To トラベルキャンペーンは関東鉄道でも行われていて、その全てがバスツアー(10月に一部区間で鉄道を利用したツアーが1度あり)でしたが、12月6日に鉄道イベント「プレミアム50 乗車会&撮影会」を開催。それが好評だった事からすぐさま第2回が準備され、それに参加できることとなりました。
ちなみにプレミアム50というのは50人限定のという意味で、感染症対策としてソーシャルディスタンスを図るためにも参加人数が制限されています。
イベント列車は守谷駅から下館駅まで行き、折り返して水海道車両基地へと入る行程となっていますが、下館駅にたどり着くまでいくつかの駅に停車し、撮影タイムなどが設けられます。
車両はキハ310形316+315の2両編成です。取手−水海道のいわゆる南線ではキハ0形と一緒に朝夕に普通列車として運転されていますが、水海道−下館の北線では特別塗装となっていた同形式の車両(キハ314+313)が2017年5月に乗り納めイベントとしてやってきたのが最後でした。それから3年半、今年10月にGo To トラベルのツアー客を乗せてやってきたのに続き、前回、そして今回のプレミアム50と立て続けに北線にやってきて、「撮り鉄」からも注目を浴びました。
復路は往路と打って変わって急行らしく一気に走り抜けます。道中は快速列車と同じ下妻、石下、水海道にしか停まらないので、乗車時間の長さを生かして記念グッズ等の車内販売が行われました。冒頭で触れたように今回のツアーはGo To トラベルなので地域共通クーポンが1,000円分付きました。関東鉄道では地域共通クーポンを使うことも可能なので、グッズを購入して支払いの足しにさせていただきました。
撮影会も終わって後は守谷駅に戻るだけとなりました。帰りは増結されたキハ0形の001と002にも乗車できるということでキハ001に乗り換えて、撮影会でお世話になった車両とお別れ。
列車は水海道車両基地の3番線に入り、そのまま本線へ渡って守谷駅へ。こういう変わった経路も乗車会でしか体験できません。そして沿線には旧型車両の4両編成となったイベント列車を撮ろうと、多くの鉄道ファンが集まっていました。
東京都では新型コロナウィルスの感染者数が日に日に増加し、年末年始のGo To トラベルの停止が発表された中でのツアー催行でしたが、予定通りGo To トラベルのツアーとして参加できて(財布的にも)良かったです。