ホーム > 特集 > イベントれぽーと > 2020年12月19日 プレミアム50 乗車会&撮影会


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  • 関東鉄道でGo To トラベルキャンペーン
    新型コロナウィルス感染症の影響で落ち込んだ観光業界を活気付けようと、国が旅行代金の一部を補助するGo To トラベルキャンペーンは関東鉄道でも行われていて、その全てがバスツアー(10月に一部区間で鉄道を利用したツアーが1度あり)でしたが、12月6日に鉄道イベント「プレミアム50 乗車会&撮影会」を開催。それが好評だった事からすぐさま第2回が準備され、それに参加できることとなりました。
    ちなみにプレミアム50というのは50人限定のという意味で、感染症対策としてソーシャルディスタンスを図るためにも参加人数が制限されています。

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  • 守谷駅にて受付
    従来の乗車会では乗車券代わりの参加証を首から提げますが、今回のイベントでは関鉄と書かれたシールが渡されて、周りから見えやすい位置に貼るようお願いされました。何気にこのシールを貼るのは2回目で、2016年5月に開催された常総線のんびり撮影会でも貼りました。

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  • 守谷 10:30 → 下妻 11:19(関東鉄道常総線301列車)
    イベント列車は守谷駅から下館駅まで行き、折り返して水海道車両基地へと入る行程となっていますが、下館駅にたどり着くまでいくつかの駅に停車し、撮影タイムなどが設けられます。
    車両はキハ310形316+315の2両編成です。取手−水海道のいわゆる南線ではキハ0形と一緒に朝夕に普通列車として運転されていますが、水海道−下館の北線では特別塗装となっていた同形式の車両(キハ314+313)が2017年5月に乗り納めイベントとしてやってきたのが最後でした。それから3年半、今年10月にGo To トラベルのツアー客を乗せてやってきたのに続き、前回、そして今回のプレミアム50と立て続けに北線にやってきて、「撮り鉄」からも注目を浴びました。

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  • 水海道駅で撮影タイム
    最初の停車駅は水海道駅。約10分の撮影タイムが設定されていて、車両は今まで散々撮ってきているので今日しか見ることのできない掲示物などの細部を中心に撮りました。
    イベント名はタイトルにもあるとおり「プレミアム50 乗車会&撮影会」ですが、列車名もきちんとあって「急行つくばね」となっています。関東鉄道常総線で乗車会が開催されると、大概この名称で運転されます。

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  • 石下駅で1050列車と行き違い
    水海道駅の次は石下駅に停車。ここでは常総市付近の国道294号沿道のお勧めスポットを紹介する「ふらっと!294」のキャラクターラッピング列車とのすれ違いが設定されました。停車時間は4分。しかもすれ違いの列車が到着したらこちらもすぐに発車という中々タイトな撮影タイムでしたが、イベント列車との並びを撮影することができました。ちなみに水海道駅を発車する前のイベント列車の行き先表示は「臨時」で、石下駅に到着したときには「試運転」となり、少しして「回送」に変わったかと思ったらふらっと!294ラッピング列車との並びでは「新守谷」に変わっていました。

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  • 下妻駅に到着
    下妻駅に到着すると、向かいからはクリーニング専科のラッピング列車がやってきました。対向列車の塗装などが異なるようになっているのは前回と同じみたいですが、今回はここで参加者は一旦下車。イベント列車は引き上げ線へと入り、車両の出庫前点検を見学することになりました。

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  • 出庫前点検の実演
    終電後の下妻駅には4本の列車が停泊していて、それらが翌朝に再び走り始めるわけですが、動かす前に出庫前点検が行われます。
    まずはエンジンをかける前に周りに人がいないかを確認。そして周囲にエンジンをかけることを告げてからエンジンを起動。そしてドアの開閉点検等を行って、ようやくお客さんを乗せて走り出せる状態となります。今回の実演の様子はYouTubeの方にもアップロードしてあります。

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  • 下妻 11:42 → 下館 12:15(関東鉄道常総線303列車)
    下妻駅止まりのイベント列車などが折り返し運転を行う際、通常は3番線に入るのですが、今回は出庫前点検の実演を披露するためにも滅多に無い4番線へ入れたそうです。イベント列車は出庫前点検の実演後もしばらく4番線に停車し、下館行きの快速列車をやり過ごしてから本線へ戻り、再び参加者を乗せて次の駅へと向かいます。ちなみに前回のツアーでは、急行列車なのに大宝駅でこの快速列車に追い抜かれるという行程が組まれていたようです。

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  • 大宝駅で1066列車と行き違い
    下妻駅の次はひとつ隣の大宝駅に停車。ここではクリスマスリースを付けた普通列車と行き違いとなりました。当日は隣の騰波ノ江駅で月イチイベントの「とばのえステーションギャラリー」が開催されていて、毎年12月の開催ではちょっと早めにサンタクロースがやってくるため、それにあわせてクリスマスリースを付けた列車が運行されていたワケです。
    ちなみにイベント列車に掲げられている急行つくばねのヘッドマークですが、取手側のものは筑波鉄道(土浦−岩瀬)で実際に使われていたものです。筑波鉄道の親会社だった関東鉄道の倉庫に長年放置されていたものが偶然発見されて、イベント列車に掲げるようになったそうです。なお、ヘッドマークを支える棒(ステー)の上と下で色が違うのは、2017年5月で運行を終了した特別塗装のキハ314+313に併せて塗られていたためです。

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  • 騰波ノ江駅に運転停車
    なぜか騰波ノ江駅で運転停車。ドアは開かないけど窓を開けてくださいということで開けると、サンタクロースの出迎えと、関鉄レールメイトの守谷詩音さんによるサプライズのエレクトーン演奏を聴くことができました。

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  • 大田郷駅で1072列車と行き違い
    大田郷駅では最新型のキハ5022と行き違い。撮影時間はわずかでしたが、単線で30分に1本は普通列車か快速列車が走り、その中に臨時列車を通すわけですからいたし方ありません。
    大田郷駅を出ると、次は往路終点の下館駅。乗車会の方は折り返しとなります。

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  • 下館 12:22 → 水海道車両基地 13:18(関東鉄道常総線304列車)
    復路は往路と打って変わって急行らしく一気に走り抜けます。道中は快速列車と同じ下妻、石下、水海道にしか停まらないので、乗車時間の長さを生かして記念グッズ等の車内販売が行われました。冒頭で触れたように今回のツアーはGo To トラベルなので地域共通クーポンが1,000円分付きました。関東鉄道では地域共通クーポンを使うことも可能なので、グッズを購入して支払いの足しにさせていただきました。

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  • ランチタイム
    水海道車両基地に到着して時刻は午後1時半になろうかというところでようやくお昼です。お弁当は休憩用車両や検修庫内など好きな場所で食べていいということで、外で車両を眺めながらいただきました。弁当の中身については茨城県の駅弁ページに掲載してあります。

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  • 撮影会
    スケジュールの都合、ゆっくり弁当を食べる間もないまま撮影会へ。撮影会の様子はこちらのページに掲載してます(左の画像をクリックしても移動できます)

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  • 水海道車両基地 14:51 → 守谷 15:08(関東鉄道常総線306列車)
    撮影会も終わって後は守谷駅に戻るだけとなりました。帰りは増結されたキハ0形の001と002にも乗車できるということでキハ001に乗り換えて、撮影会でお世話になった車両とお別れ。
    列車は水海道車両基地の3番線に入り、そのまま本線へ渡って守谷駅へ。こういう変わった経路も乗車会でしか体験できません。そして沿線には旧型車両の4両編成となったイベント列車を撮ろうと、多くの鉄道ファンが集まっていました。
    東京都では新型コロナウィルスの感染者数が日に日に増加し、年末年始のGo To トラベルの停止が発表された中でのツアー催行でしたが、予定通りGo To トラベルのツアーとして参加できて(財布的にも)良かったです。

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  • 最後に
    守谷駅に到着間際、車内放送で「ホームの向かい側に停車している列車に乗れば、水海道駅へ戻るイベント列車の回送を見ることができます」ということで、守谷15時09分発の5087列車に飛び乗り小絹駅で下車。駅構内にはすでに何人か鉄道ファンがいたので駅の外で撮ろうと思いましたが、その前にトイレへ。それから駅近くの踏切へ向かったら回送列車が来る直前となってしまい、慌ててカメラを構えたもののなんとか撮ることができました。
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