ホーム > 特集 > 廃線めぐり > ミツウロコ専用線

貨物線を介して下館駅とミツウロコを結んでいた専用線がありました。晩年は中小4基の貯蔵タンクを有する小さい施設だったため、専用線自体もさほど長大なものではありませんでした。1997年ごろに下館駅構内に伴走用の茶ワムと黒タキが1両ずつ常備されていたのを自分でも目にしていましたが、いつまで使用されていたか調べてみたところ、川島駅と同じく1997年3月で貨物輸送は終了していたようです。

村田街道踏切(水戸線16K446M)
  • ミツウロコ1
  • 下館駅の東にある村田街道踏切の北側で道路が急カーブしていますが、そこにミツウロコがありました。コンビナートがあった場所のうち、西エリア(現在の下館駅東駐車場)は1990年にスピカビルの建設が始まるころには無くなっています。東エリア(急カーブの東側)も2009年ごろから宅地開発され、新興住宅地となっているので当時の面影はまったくありません。
    以前はゴータクの社員食堂と書かれたプレハブの1階筒抜け部分から専用線があったところを見ることができましたが、2020年ごろにかき氷屋になって筒抜け部分は塞がれ、覗くことはできなくなりました。写真は2013年5月に撮影したもので、左側の住宅になっている所に専用線がありました。貨物線と専用線の間は当時から空き地だったようです。
下岡崎一丁目
  • ミツウロコ2
  • 住宅街に入り、筑西市立中央図書館へ向かう途中に複線用の架線柱が立っていますが、その手前(図書館駐車場の案内板がある所)に貨物線と専用線のポイントがありました。2015年以降に入換信号機は撤去されてしまいましたが、地上部分にはそれらしい機器が残されています。
    先述の通り、専用線があった所は住宅になっています。見学の際は十分な配慮をお願いします。
    画像4-1
調査日:2013年5月12日
2023年9月16日(記事修正)

※撮影は歩道、車道からです。


詳しい地図はこちらをご覧ください(下館駅周辺の廃線をひとつの地図に集約し、線区別にレイヤーを分けてあります)
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