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南部電留線は歴史ある小山駅の中ではそれほど古くなく、東北新幹線の建設工事と同じ昭和50年代初めに作られたようです。
電留線として使われた記録は見つかりませんでしたが、現在は非電化となって保線基地線になっています。

横倉踏切(東北本線79K947M)

  • 南部電留線1−1
  • 小山駅西口から新幹線の高架下を南へ徒歩10分ほど行った所にある横倉踏切から全容を伺えます。
    写真の左から順にJR東北本線上り本線・下り本線、南1番、南2番です(電留線当時の呼称)
    電留線は小山駅9番線と直接繋がっていて、列車を止める時は9番線から出入りしていたと思われます。

第二境街道踏切(東北本線79K540M)

  • 南部電留線2−1
  • 横倉踏切からさらに南へ徒歩5分の第二境街道踏切からは、保線基地線の末端を見ることができます。
    左の線路には車庫がありますが、保線基地線へと転用されてから建てられたものと思われます。
    踏切脇のフェンスが開閉できるようになっていて、工事車両の乗り入れも可能となっています。

調査日:2018年12月8日


小山駅の北のはずれ(県道264号線の「りくばし」付近)に東電留線1〜17番があり、多くの貨車が留置されていたほか、
16・17番には荷役ホームもあって貨物の積み下ろしが行われていました。現在は東1〜4番と機回し線が残るだけとなっています。

りくばし(北側)

  • 東電留線1−1
  • 県道264号線「りくばし」に登ると、東電留線の全貌を観察できます。
    新幹線の高架下から順にJR両毛線との渡り線、JR東北本線下り本線・上り本線、黄色い柵から右側が
    東1〜4番となります。5番、6番ともに昔は「りくばし」の下を通って小山駅まで繋がっていましたが、
    車止めが設置されて機回し線になっています。機回し線の先はJR貨物の高岳専用線と繋がっています。
    機回し線の右側の建物はカワチ薬品小山駅東通り店で、ここに東7〜17番と荷役ホームがありました。

  • 東電留線1−2
  • 写真は2013年5月25日に撮影。JR埼京線の205系が疎開のため東3番に留置されています。
    このとき偶然にも右端に荷役ホームの屋根と、放置されている青コンテナが写りこんでいます。
    このころから小山駅東口の再開発が始まり、使われなくなった線路の撤去が始まっていました。
    ちなみに荷役ホームは東16番側にあって、東17番との間で自動車への積み替えを行っていたそうです。

  • 東電留線1−3
  • 写真は2014年1月26日に撮影。JR釜石線の観光列車「SL銀河」として復活したC58 239が
    大宮工場を出場して岩手県へ向かう途中、東2番で点検を兼ねて小休止しているところです。
    この時はあくまで列車の撮影が目的だったので東電留線の跡地はおまけ程度にしか写っていませんが、
    線路や荷役ホームは完全に取り壊され、造成が始まっていました。
    現在はこんな感じです → 画像

りくばし(南側)

  • 東電留線2−1
  • 東電留線が敷設された当初は「りくばし」の北側だけだったようですが、その後、東10番までが
    駅構内まで繋がったようです。現在、東5〜10番の跡地はコインパーキングになっています。

  • 東電留線2−2
  • 「りくばし」の南側すべてがコインパーキングにはなっておらず、駅に近い側では線路が残っています。
    ちなみに「りくばし」へは小山駅西口から住宅街を通っても、東口からイトーヨーカドーの脇を通っても
    行くことができますが、一番の近道は東口を出たら左側にあるコインパーキングに入り、線路沿いを
    歩いていくと別のコインパーキングへの連絡通路があるので進んでいきます。そうすると写真の場所に
    たどり着きます。連絡通路からでも線路を見ることはできますが、フェンスがそこそこ高いうえに、
    人一人がすれ違う程度の幅しかないので、他の通行者に十分注意してください。さらに「りくばし」の
    上にあがるには、りくばしの下の精算機脇か、場内にある自販機脇の歩行者用通路から出入りできます。

東電留線の北端は高岳専用線やJR両毛線との分岐点にある歩道橋からよく見ることができますが、
廃線になった部分をピックアップしていますので、ここでは割愛させていただきます。

第1回調査日:2018年12月8日


小山駅から現在のハーヴェストウォーク手前辺りまで、JR両毛線沿いにはいくつかの専用線がありました。
そこへ出入りする貨車などを一時的に留置していたり、各方面からやってくる貨車のたまり場になっていたと思われます。
留置線は両毛1番〜8番までありましたが、東北新幹線の開業に伴う新駅舎建設などにより中部電留線として再整備され、
現在は両毛1番だった小山駅6番線と、その外側にもう1本残るだけとなっています。

小山駅構内

  • 中部電留線1−1
  • JR両毛線ホームからだと列車が止まっていたり、東北新幹線の橋脚によって見落としがちです。
    駅の外でもJR両毛線と併走している市道からではフェンスや木に阻まれて見えにくい場所があるので、
    県道264号線「りくばし」まで行くとよく見えます。(りくばしへの行き方は東電留線を参照)
    両毛1番だった小山駅6番線は当時と同じ位置かと思いますが、その外側の線路は東北新幹線の
    建設工事等で位置がずれているかも知れません。最終的に中部電留線として残されましたが、
    現在は架線は撤去され、分岐器の先には障害物も置いてあって進入できないようになっています。
    中部電留線は「りくばし」側に向かって保線基地線も伸びていたそうですが、更地になっていて痕跡は
    残っていません。当時を象徴するものかどうかは分かりませんが、沿道に門扉があるので工事車両等が
    線路に降りられるようにはなっています。

小山駅西口

  • 両毛留置線2−1
  • 西口のタクシープールが更地だったころ、現在の西口エスカレーターを降りたセブンイレブン付近まで
    線路がありました。西口交番辺りに貨車がたくさん停まっていたなんて今の人は知る由もありません。
    その後、東北新幹線の開業に伴って半分は新幹線の高架橋と新駅舎に、残りの半分もパーク&ライド
    (小山駅駐車場)に入る道に変わっていて、留置線だった痕跡はまったく残っていません。

  • 両毛留置線2−2
  • ちなみにパーク&ライドへ入る道の奥はユニオン建設というJR東日本グループの建設会社の社屋と
    小山総合第一詰所がありますが、こちらにも痕跡は残ってないと思われます。
    写真の左奥に見えるコインパーキングは元から民間地であり、廃線跡ではありません。
    間を隔てる背の低い白いフェンスが、民間地と両毛8番の境目だったようです。

第1回調査日:2018年12月8日


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