車での踏切の横断について

2015年12月20日

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茨城県内では踏切事故が多発、しかも後を絶たないため、車両を運転される方はご一読ください。


踏切前では一旦停止

車両(自転車を除く)の免許を取得するに当たり、教習所で講習や実技を受けますが、
近辺に踏切が無くとも教習所内には仮設の踏切が設置され、一時停止の訓練を受けているかと思います。
踏切には止まれの標識はありませんが、同様の効力があり、無視して通行すると一時停止違反の罰則を受けます。

一時停止の定義はあいまいですが、車両が完全に止まって左右を確認してから発進すれば、問題は無いと言われています。
オートマチック車において、一時停止したつもりだがブレーキが甘くてそのまま動いている状態で踏切に進入すると、
「徐行」もしくは「最徐行」と判断され、一時停止違反となります。

よく大型車がスピードを落とすのを嫌がるため、一時停止せず徐行で踏切内へ進入するケースが見られますが、
最近はシフトチェンジの必要が無いはずのオートマチック車で、一時停止せず踏切に進入する乗用車が増えています。

自転車も車両に定義されるため、踏切の前で一旦停止しましょう。無視すると、車と同様の罰則を受けます。

※栃木県小山市には高岳貨物線と呼ばれる貨物専用線があり、貨物列車の運行は半年に1回程度となっているため、
 ほとんどの踏切に踏切信号機が設置され、一時停止の必要が無いよう青信号が点灯しています。
 踏切信号機が設置されていない場所では一時停止が必要です。キチンと守りましょう。


車両の通行が制限される踏切

茨城県内には冬季の豪雪により通行止め(使用中止)となる踏切はありませんが、
小型特殊のみ(バイク・自転車含む)が通行可能な踏切が数多くあります。
小型特殊とは小さいユンボ等の小型作業車や、テーラーやコンバインなどの農耕機のことで、
18歳になってから取得できる普通運転免許で運転できる自動車は含まれません。

筑西市菅谷にある真岡鐵道の玉戸踏切と、筑西市成田にあるJR水戸線の直井踏切は、特に違反する者が多くなっています。
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第4種踏切

踏切には全部で4種類あり、警報機と遮断機が付いた第1種、警報機と遮断機がついているけど人が操作する第2種、
警報機のみ付いている第3種、そして標識だけ(遮断機も警報機も無い)の第4種に分けられます。
特に第4種踏切については、のどかな田園地帯が広がる関東鉄道常総線、里山や山村が続くJR水郡線に多く見られます。
このうち関東鉄道常総線については毎年のように事故が発生し、国からの指導も度々受けているのが現状ですが、
事故の大半はドライバー側の過失であることを疑い、他人事だと思わず自らも気をつけて踏切をわたる必要があります。

車で第4種踏切を渡る際、一時停止は絶対やるべきことですが、さらに窓を閉めている場合は窓を開けて
列車の接近を耳で聞き取り、左右の確認を目で確かめてから渡る必要があります。
(ほとんどの教習所において、第1種踏切でも一時停止後に窓を開けて音を確認するよう指導しているようです)

特にバイクは風きり音で周囲の音が聞こえづらくなるので、必ず一時停止して耳と目で列車の有無を確認しましょう。


安全確認は怠るな

関東鉄道常総線で起こった警報機も遮断機もない第4種踏切での列車と乗用車の接触事故を一例に上げますが、
事故を起こした乗用車の目撃情報として、車外にまで響き渡る大音量で音楽を流していたという情報がありました。
耳での列車の接近を確認しようとしなかったため、重大な事故に繋がったものと考えられます。


荷台大丈夫ですか?

JR水戸線で起こったユニック車と高さ制限のワイヤーの接触事故を一例に上げますが、
事故を起こしたユニック車はクレーンを上げたまま走行し、踏切の高さ制限を示すワイヤーに引っ掛かって横転しました。
大型トラックや特大の荷物を積んだトレーラーが、高さ制限を見誤って高架下に突っ込む事故は多々ありますが、
同様にダンプの荷台やユニックのクレーンが上がっているのに気づかないまま、踏切に突っ込む事故も度々発生しています。
特に採石場や石屋の多いJR水戸線沿線では、こういった類の事故には十分気をつける必要があります。

なお、JR水戸線、JR常磐線(藤代以北)ともに架線には20,000ボルトの交流電流が流れています。
切断された架線が車に絡まった状態で車内に出ようとすると感電死します。
(実際に同じ20,000ボルトの電流が流れる九州での事故で、感電した人が2メートル以上吹っ飛ばされた事例があります)


損害賠償

JR常磐線で起こった小型特殊のみ通行可能な踏切での列車と乗用車の接触事故を一例に上げますが、
夕方6時過ぎに発生したこの事故は列車損壊、踏切設備全損などが重なり、3時間以上も止まって帰宅ラッシュを
混乱させました。ましてや本来は乗用車の通行が禁止されている踏切での事故と言うこともあり、
ドライバーへの損害賠償は免れません。内訳は衝突させて壊した電車の修理費(2両分)、全損させた踏切設備の修理費、
そして帰宅ラッシュのJR常磐線を3時間以上も止めた事による特急券払い戻しの全額負担と諸経費で、
総額は事故があった周辺で一般的な家が4軒建てられる金額だそうです。


若者の傍若無人な運転、高齢者の判断の低下による事故の誘発など原因は様々ですが、車を運転する以上、法は守りましょう。
踏切で発生したトラブルの対処についてはこちらをご覧ください。
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