踏切の非常ボタンを知ろう

2014年10月21日

いつも当サイトをご覧いただき誠にありがとうございます。

自動車の運転免許を取得するに当たり、踏切でトラブルが起きたときの対処を学ぶことが教習時に義務付けられています。
しかしながら学ぶのは1度きり。そういう機会に遭遇することも滅多に無いのでいざというとき焦って戸惑うかもしれません。
是非一読して非常ボタンについて知っていただき、もしもの時に備えてください。


設置場所

元から非常ボタンが設置されている踏切では警報機の下部に取り付けてあるパターンが多いですが、
新しく設置された踏切では単独で設置されているものもあります。しかし設置してある場所はすべて踏切周辺です。
近年では分かりやすく「SOS・非常ボタン」と書かれたステッカーや看板が設置されています。
非常ボタン1


いつ押すの? すぐでしょ!

踏切でトラブル(車の脱輪、エンスト、衝突事故や踏切自体の故障など)が起きた場合すぐに非常ボタンを押してください。
警報機が作動するまでになんとかなるだろうと非常ボタンを押さないでいて、いざ警報機が作動したときに押しても
列車が止まりきれず重大な事故に繋がる恐れがあります。なのでトラブルが起きたらすぐに非常ボタンを押してください。
なお、ボタンを押した後は非常ボタンの近くに通報先が書かれた看板等が付いていますので、必ずそこへ連絡してください。

近年はお年寄りが踏切で転倒したり、踏切に取り残されて列車にひかれて死亡するという痛ましい事故が増えています。
警報機が作動していないときであれば、焦ることも無くなんとか助け出すこともできるかと思いますが、
すでに警報機が作動している、もしくは救出中に警報機が作動してしまったら、まず第一に非常ボタンを押してください。
そうすることで自分自身の命を守れるますし、運転士が異変に気付いてブレーキを作動させ、減速している間に
取り残された人を救出できる時間を少しでも稼げるかもしません。
ただし遮断機の降りている踏切に入ることは、法律上禁止されています。
踏切で何かあったら、躊躇無く非常ボタンを押せる心構えでいてください。
非常ボタン2


列車の特性を知って

列車事故でよく見聞きする「運転士がブレーキをかけたが間に合わなかった」ですが、列車は単線で60〜95km/h、
複線で70〜最大130km/h(JR常磐線、TX)で走る上に、摩擦係数を抑えている為、100km/hから非常ブレーキを
かけて完全に止まるまで200メートル程度かかります。列車が見えてからの対応では遅すぎるのです。


もし非常ボタンがなかったら

もし非常ボタンのない踏切でトラブルが発生したら、次の方法を実践してください。

1.列車がどちらから来るか視認。
2.列車にひかれない程度の線路脇を列車のほうへ向かって走る(踏切から30〜50m)
3.安全な場所を確保して着ている服を旗代わりにしたり、大きく手を振って異常を知らせる

非常ボタンがなくてどうしようもないなどと諦めないでください。
あと、間違っても列車に異常を知らせに行くときに線路内は走らないでください。自分がひかれて死んでしまいます。


その他

非常ボタンを押さなかったがために重大事故になってしまった場合は、鉄道会社より相当の損害賠償を求められます。
また、いたずら目的で非常停止ボタンを押した場合は刑法で処罰されます。目的以外にみだりに押さないでください。
inserted by FC2 system