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  • E657系
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  • 14年半ぶりの新型特急形車両
    E657系は651系・E653系の後継機として2012年3月17日に登場した特急形車両です。
    愛称は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」を継承しましたが、
    2015年3月の東京上野ライン開業にあわせて「ひたち」、「ときわ」に改称されました。

    すべて10両固定の基本編成のみで、16本(160両)が投入されましたが、上野東京ラインの開業に
    あわせて1本増備され、17本(170両)となります。さらに2020年3月14日より、品川・上野と
    仙台を結ぶ直通特急を復活させることから、2本増備されて19本(190両)となりました。
    座席定員は600人で、うちグリーン車は30人となっています。
    車体カラーは白梅をイメージした白を基調に、窓下に紅梅をイメージした赤いラインが入っています。


  • E657系
  • 運用の遍歴と現在の運用
    JR常磐線の特急列車は上野−仙台で運転されてきましたが、E657系の登場によっていわき駅で
    分断される形になる予定でした。2012年3月より上野−いわきはE657系で、いわき−仙台は
    E653系付属編成による運転が計画されていましたが、東日本大震災によって線路自体が分断され、
    いわき−仙台の特急列車の運転計画は白紙になってしまいました。

    上野−いわきの特急車両は2012年秋には全てE657系に置き換わる予定でしたが、震災の影響によって
    2012年3月のデビュー時に6運用を設定。2013年3月に全ての特急車両の置き換えが完了しました。
    E653系の全車撤退を機に、2014年秋からは波動用としての活躍も頻繁に見られるようになりました。

    2015年3月14日に上野東京ラインが開業したことにより、日中すべての特急列車がJR東海道本線の
    品川駅発着となりました。品川−水戸の停車駅が少ない「ひたち」は全ていわき駅発着なのに対し、
    停車駅が多い「ときわ」はニーズに合わせて土浦、勝田、高萩発着が設定されています。
    かつてはいわき発着の「ときわ」もありましたが、2020年3月のダイヤ改正で消滅しています。
    その2020年3月の改正で、待ちに待った品川・上野−いわき−仙台の直通運転が始まりました。

    繁忙期のほか、沿線で大きなイベントがある際は、臨時のときわ号も設定されます。
  • E657系
    E657系
  • 車内設備
    列車は品川寄りが1号車、仙台寄りが10号車となります。トイレは1・3・5・7・9号車で、
    5号車のトイレは車椅子対応。また、5号車にはAED(自動体外式除細動器)が設置されています。
    座席は普通車にもヘッドレストが付き、1席ずつ100Vコンセントも備わっています。
    車内販売は「ひたち」(品川−いわき)のみで、臨時列車を含めて「ときわ」では行われていません。
    「ひたち」でも2019年3月で駅弁の販売が終了し、6月にはホットコーヒーの販売も終了しました。

    JR常磐線の特急列車は全て全車指定席となっています。きっぷは指定席券と座席未指定券の
    2種類があって、指定席券は従来どおりに事前に乗車日、列車、座席を指定してきっぷを予約。
    乗車の際は、指定した席の上のランプが緑になっているので、そこに着席することになります。

    座席未指定券を購入して乗車した場合は、座席の上のランプが赤になっている席にしか座れません。
    緑なのに誰も座っていない場合は、予約した人が次の駅から乗ってくるというサインです。
    ランプは赤からいきなり緑に変わることはなく、間に黄色があり、あと2駅ほどで予約した人が
    乗ってくるというサインなので、黄色になったら席を移動する準備を始めなければなりません。
    ランプがすべて緑だったり、赤や黄色でも全ての席が埋まっていれば、デッキに立つしかありません。

    指定席券、座席未指定券ともに普通列車のグリーン車同様、車内で購入すると260円増しになるので、
    座席指定を受けずともあらかじめみどりの窓口や券売機で特急券を買うことをお勧めします。
    ちなみに指定席券も座席未指定券も同額なので、だったら確実に座れる指定席券の方がお得です。
    なお、グリーン車にはランプは無く、座席未指定券でグリーン車に乗車することはできません。
    グリーン車は編成ほぼ中間の5号車になります。
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  • 改造
    暫定運用中だった2012年にさっそく人身事故に巻き込まれて車体の一部を破損したのを皮切りに、
    その後も事故が相次ぐ度に車体を凹ませてきました。そこで少しでも修繕の手間を省こうと、
    先頭車両の流線型の部分にFRP(繊維強化プラスチック)の補強材を取り付けることとなり、
    2015年3月より取り付け作業が始まりました。途中、様々なトラブルによって作業が延期になることも
    しばしばあったらしいですが、2016年2月末までに全ての編成で取り付けが終了しました。
    なお、取り付け後すぐに人身事故を起こした編成がありますが、効果のほどは不明です。

    裏話
    K9編成は総合車両製作所のJR向け車両の第1号であり、出場時にはセレモニーも行われましたが、
    その製造過程においてテレビ朝日のバラエティー番組「タモリ倶楽部」で、タレントのタモリさんが
    機器のネジを締めるなどの作業に携わっているシーンが放送されています(責任者立会いのもと作業)
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  • 今後の動向
    すでに先行量産車が車体保全を終えている一方で、JR常磐線の全線運転再開用に新造されるなど、
    先行車と最新車では8年9ヶ月もの車齢差が生じています。先行車が廃車になるタイミングで
    最新車も潰してしまうのか、それともいわき分断構想が復活し、いわき以南は新車、いわき以北は
    引き続きE657系を使用するのか、気になるところです。
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