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  • E653系
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  • JR常磐線の国鉄特急形車両を淘汰
    E653系は勝田電車区に最後まで残っていた485系を置き換える目的で1997年10月に登場しました。
    名称は従来の「ひたち」に新鮮という意味合いをプラスした「フレッシュひたち」となりました。
    当時、定期券+特急券で乗れる特急列車に「新特急」という称号をつけていましたが、
    「フレッシュひたち」には付きませんでした。

    7両固定の基本編成が8本、4両固定の付属編成が3本の計68両が投入されましたが、
    増発などを目的に2005年2月に付属編成が1本増備され、計72両となりました。
    座席定員は基本編成が466人、付属編成が268人。いずれもグリーン車は連結されておらず、
    グリーン車表記のある「フレッシュひたち」は651系またはE657系で運転されていました。
    これまでの特急列車と大きく違ったのは車体カラーで、基本編成が4種類、付属編成が1種類、
    茨城県の名所をイメージしたカラーをまとっていました(左の画像はひたちなか海浜公園とスイセン)

    2012年3月のダイヤ改正でJR常磐線の特急列車はE657系に統一されるはずでしたが、
    震災の影響で1年延期されることとなり、2013年3月にようやく引退を迎えます。その後、臨時列車や
    団体列車として2014年8月末まで活躍を続けましたが、新潟車両センターの485系を置き換えるため、
    2015年3月までに基本編成、付属編成すべて1000・1100番代に改造されて新潟へ転属しました。


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    E653系
  • 引退直前〜引退後
    JR水戸支社では2011年2月28日まで、2012年春からいわき−仙台で運転されるE653系付属編成を
    使用した新しい特急列車の名称を募集していました。しかし締切直後に東日本大震災が発生。
    JR常磐線は甚大な被害を受けて一部が不通となりました。その後、部分的に運転を再開したり
    復旧見込みが発表される中で、竜田−原ノ町の早期復旧が難しいことから特急列車の運転計画は自然と
    白紙になり、付属編成の行く末は不透明となってしまいました。

    付属編成の動向に急転があったのは2014年の8月。翌年3月の北陸新幹線開業に伴って廃止となる
    特急「北越」、快速「くびき野」に代わって運転される特急「しらゆき」への転用が決まりました。
    すぐさま郡山総合車両センターにて改造が行われ、新潟車両センターへ転属していきました。

    基本編成も新潟車両センターへの転属の噂があった中でのJR常磐線での運転期間延長ということで、
    本当に転属するのか疑問視する声もありましたが、JR羽越本線で試運転や乗務員訓練を行ったり、
    K301編成が運用終了を待たず改造のため郡山総合車両センターへ入場するなど話は進んでいきます。

    改造に際しては、基本編成は1000番代、付属編成は1100番代に区分されます。それぞれが独立した
    運用となるため電気連結器は撤去されたので、基本編成と付属編成の同調運転はできなくなりました。
    車体カラーは茨城県の名所から日本海に沈む夕日に変更、1号車がグリーン車に改造されたほか、
    スカート(排除器)の下にもスノープロウを追加するなど、見た目も大きく変わっています。
    ちなみにH-204編成はかつて基本編成だったK308編成で組成されていて、U-108編成はK308編成と
    K354編成を再組成した編成となっています。2015年3月末までに全編成の転属が完了しました。

    改造後の定員は基本編成が428人(うちグリーン車は18人)、付属編成が266人となっています。
    付属編成にはグリーン車はありませんが、車椅子スペースを設置したため2人減となっています。

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  • 勝田への来訪
    一番最初に改造されたK301編成改めU-101編成は、2013年6月25日にJR水戸線経由で
    郡山総合車両センターから出場した後、数日ほどJR常磐線で試運転を行いました。
    暫く間を置いて2016年3月5日に開催された勝田車両センターまつりでU-108編成が、かつての
    同胞達と肩を並べて展示されるも、651系がフルカラーLEDのヘッドサインを点灯した事で話題が
    全部そっちにもっていかれてしまい、あまり目立たぬ存在となってしまいました。
    同年7月下旬には機器試験のため、再びU-101編成が勝田車両センターを数日間訪れました。

    E653系1000番代は、秋田県や新潟県と東京都内の間で度々団体列車や臨時の特急列車として
    運転されているので関東でも見れる機会はありますが、JR常磐線への入線は上記だけになります。

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  • 帰還
    波動輸送を支えてきた485系和式電車「リゾートエクスプレスゆう」が老朽化のため2018年9月に
    廃車となりました。651系基本編成も老朽化を理由に2018年度中の廃車(休車)や転属が決まり、
    勝田車両センターに波動車がいなくなる事が想定されました。
    この事態に整備が簡単なE657系ベースの新車を作ればいいのでは?という話もあったそうですが、
    もうひとつ検討されていたE653系1000番代の勝田転属(事実上の帰区)が現実のものとなりました。
    戻ってきたのは若番のU-108編成(元K308+K354編成)で、設備等は特急「いなほ」のままと
    なっています。なお、ボディーカラーは485系「ひたち」を彷彿とさせる国鉄色へ変更されています。
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