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  • 651系
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  • JR東日本初の特急形車両
    651系は485系の後継機として1989年3月11日に登場した特急形車両です。このころ既存の特急名に
    スーパーを付けるのが流行りだしたころで、651系も流行に乗って「スーパーひたち」となります。
    最高時速130kmは、当時の在来線の特急列車としては最も速いものでした。
    ちなみにJR化後にJR東日本が独自に開発した車両の形式の頭にはEが付きますが、当時はまだ
    そういった風習が無かったため数字のみの形式となっています。

    7両固定の基本編成と4両固定の付属編成がそれぞれ9本ずつ(計99両)投入されました。
    座席定員は基本編成が398人(うちグリーン車は36人)、付属編成が240人となります。
    車体カラーは白を基調に、運転台周りから屋根にかけてのグレー塗装がアクセントになっています。
    また、床下機器と車体の間の窪みには、JR常磐線をイメージする濃緑の細いラインが入っています。

    往年は団体列車や臨時快速としては走ることはありませんでしたが、一部の「フレッシュひたち」や
    一時期運転されていたライナー特急として運転されるなど、JR常磐線内で幅広く活躍しました。
    しかし寄る年波には勝てず、2013年3月にE657系に後を譲って一線を退きました。





  • 651系
  • 引退後
    2013年3月のダイヤ改正で一旦引退しましたが、廃車にはならず大多数が大宮総合車両センターへ
    転属して、JR上越線の特急「スワローあかぎ」、「草津」として転用されます。
    転用に当たっては交流機器を取り払って直流電車となりました。車両形式も251系もしくは253系の
    1000番代となるようでしたが、651系のまま1000番代として区分されることになりました。
    車体カラーも微妙に変わり、窓下に湘南色をイメージしたオレンジの帯が追加されています。
    ちなみに大宮に転属した付属編成のうち1本は、大幅に改造されて国府津車両センターへ再転属し、
    2016年7月16日よりJR伊東線で「IZU CRAILE 伊豆クレイル」として運転されています。

    2013年10月にE657系の車内改造と検査入場が重なることで車両不足になることから、
    特急「フレッシュひたち4・61号」に限り、651系11両で代走されることとなりました。代走は
    2015年3月のダイヤ改正前日まで続き、最終日には改めて多くのファンが訪れて別れを惜しみました。

    2014年秋から波動用としての運転も始まります。かつて485系K60編成やE653系で運転されていた
    南関東方面への臨時列車に充当されるようになります。付属編成は活躍の場がありませんでしたが、
    2016年の快速「足利大藤まつり号」への投入を皮切りに、2017年7月22日からはJR常磐線の
    いわき−竜田で定期普通列車として運転を開始します。この列車は同年秋の竜田−富岡の運転再開を
    広く告知してほしいという地元の要望から誕生し、10月21日の運転再開後は富岡まで延長運転され、
    現在も続いています。特急形車両を使用した普通列車もいまや希少な存在となっています。


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  • 車内設備
    列車は上野・桐生寄りが1号車、原ノ町寄りが7号車となります(付属編成は4号車)
    現在は付属編成も1〜4号車として運転されていますが、2018年春の足利大藤まつり号に限り、
    号車シールをわざわざ昔の8〜11号車に戻して、指定席券も8〜11号車として販売されました。

    設備やシートは定期運用引退時のままとなっています。トイレは基本編成が1・3・4・6号車、
    付属編成は1・3号車になります。グリーン車は基本編成の4号車となります。
    付属編成は普通列車として東日本大震災で津波の被害を受けた区間を走るため、
    2号車の荷物置き場には災害時用の非常用階段はしごと簡易トイレが備えてあります。

    いわき−富岡の普通列車では、座席はボックス席となるように配置されています。動かすことは
    できますが、下車時に元に戻さない乗客が多いことから、あまり動かさないよう呼びかけています。

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  • 御乗用のK103編成
    K103編成は御乗用として落成時よりグリーン車のサロ651-3に防弾ガラスが装備されています。
    しかしお召し列車や御乗用での活躍は一度も無く、間もなくして専用のE655系がデビューしています。
    2016年8月にJR羽越本線でお召し列車が運行される事が決まると、しばらく運用が無かった
    K103編成をわざわざ引っ張り出し、防弾ガラスを備えたサロ651-3だけ綺麗に整備されました。
    ほかの普通車6両はボロボロなので使えなく、お召し当日は比較的綺麗なK105編成にサロ651-3を
    差し替えて運転されたましたが、無事に御乗用としての出番は無く、控え車として役目を全うしました。
    ちなみに残ったボロボロの6両とサロ651-5とで、急行ロックインジャパン号に充当されました(笑)

    そんな由緒ある?K103編成でしたが、勝田車両センター最後の基本編成として残されたものの、
    2019年8月末日で廃車となってしまいました。


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  • 今後の動向
    2019年9月時点で勝田車両センターに在籍しているのは付属編成2本のみ(K201編成、K205編成)
    引き続き足利大藤まつり号には充当されそうですが、いわき−富岡の普通列車については
    2020年3月ごろにJR常磐線が全線復旧を迎えると、いわき−原ノ町の普通列車はE531系で
    統一されるようなので、それ以降の動向に注目が集まりそうです。

    転属していった651系も気になるところですが、大宮車両センターに所属している基本編成は、
    現在成田エクスプレスとして運行しているE259系で置き換えられるとかなんとか。
    「伊豆クレイル」に関しても、特急「サフィール踊り子」が導入されますが、
    コンセプトやターゲットが異なっているので、引き続き運転されるものと思われます。
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